株式会社山口久乗の創業110周年記念

 メセナ事業として開催した久乗編鐘の公演会は富山県高岡文化ホールを埋めつくした皆さまを魅了いたしました。

 おりんでつくった楽器、久乗編鐘を中心に笛・和太鼓・コントラバスなどで織りなす美しく幻想的な音楽と妖艶なダンスの世界、加えて株式会社山口久乗にゆかりのある文豪 室生犀星の「不思議な魚」を朗読したステージでは、来場者を物語の世界に引き込みました。

 舞台で繰り広げられる全てに感激の連続で110周年の大変メモリアルになる素晴らしい催しとなりました。

 ご来場いただいた方々、アーティストの皆さま、制作・開催にご協力を賜った関係各位、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。


この魚は夜になると啼くのです。

 漁師の息子の李一は町でガラス瓶に入った不思議な魚を売る男に出会います。 憐れに思った李一は、なけなしのお金でその魚を2匹買って海に逃がします。

 秋のある日、彼がいわし漁に出ると・・・

〈おりん〉と〈語り〉〈ダンス〉〈音楽〉で描き出す室生犀星の幻想的世界。

公演日:平成29年10月22日(日)

  • 会 場:富山県高岡文化ホール  大ホール
  • 開 演:15:00(開場14:00)
  • 入場料:(全席指定)一般3,000円
  •           高校生以下1,500円
  •      (当日 各500円高)

◆チケットプレイガイド

久乗編鐘

~おりんの楽器~
 

 仏壇に手をあわせる時にチ~ンと鳴らすあの「おりん」を調律して新しい楽器に仕立てました。1/fのゆらぎを含む清んだ音色と長い余韻が特徴で、最大39個のおりんが組み合わされています。

 富山県高岡市の㈱山口久乗が開発/製作し、古代中国にあった編鐘という青銅楽器から「久乗編鐘」と名付けられています。

 久乗編鐘は、「鋳物の街 高岡」を象徴する音として北陸新幹線新高岡駅発車メロディー、JR高岡駅・あいの風とやま鉄道高岡駅発車音、西高岡駅・福岡駅電車接近音、万葉線高岡駅の発着音、市内小中学校のチャイムなど、様々な場所で「高岡の音風景」を作り出しています。


 日本はゆたかな四季にめぐまれ、それぞれの季節を感じさせる音があります。春は小川のせせらぎ、夏は海辺の波の音、秋は草むらの虫の声、冬は焚火のはぜる音・・・

 久乗おりんの響きはそんな自然にあふれる音と同じように、少しづつ音色が違います。明るく軽やかな響き、小さくひかえめな響き、心落ち着くおだやかな響き、思わず笑みのこぼれる可愛らしい響きなど、よく耳をすませてみるとその違いにお気づきいただけます。

●主催/(公財)富山県文化振興財団 富山県高岡文化ホール
●共催/富山県、北日本新聞社、富山テレビ放送
●後援/高岡市、高岡市教育委員会、富山県公立文化施設協議会、富山県高岡文化ホール音楽友の会
●メセナ企業/株式会社山口久乗

   平成29年度富山県企業メセナ文化ホール事業 

室生犀星原作「不思議な魚」
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